極夜の日々
5年前まで、うつという診断で通院していた。
期間は3年ほど。
寛解ということになって、薬も飲まなくなり、
通院した期間のことを文字にしてみようと
思ったこともあったけれど、ついに書かぬままだった。
確かに病院には行かずに済むようになった。
でも何かが大きく変わったわけではなかった。
正直、少し空が明るくなったかな、ぐらいのことは
思ったけれど、そんな感想を書き残して何になるだろう。
結局はそう思って書かずじまいだったのだ。
空が、少ししか明るくならなかったことを、
どうしてだろうとずっと考えてきた。
世の中にはその辺りの問題について
色々な理由を考えてくれる人がいる。
でも、長いことどれも腑に落ちなかった。
でもこのところ、答えのようなものが
ぼんやり見えてきた気がする。
タイトルに用いた「極夜」とは、
極圏において一日中太陽が昇らない日のことを指すという。
その言葉を知って、なんだか自分がいた世界に似ている気がした。
今もほんの少ししか夜は明けていない。
でもそれでも良いのかなと思えるようになった。
この、少し明るいところが、私が住むところなのかもしれない。
極夜の日々と、そのあとと。
その辺りを、少しずつ書いていくことにする。
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本ブログは素人による雑記です。
現在治療中の方、また受診を考えられておられる方には
専門家への相談をおすすめします。